理系女子には研究職をおすすめする理由3選!【国公立大理系女子が徹底解説】

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みなさんこんにちは。国公立大の理系女子の「ななこ」です。

リケジョは就職はどうしたらいいの?」とお悩みではありませんか?

今回は理系女子の私が周囲の体験談を元に理系女子に研究職をおすすめする理由をお伝えします。

<span class="bold">ななこ</span>
ななこ

この記事は次の人におすすめ!

  • 就活に悩む理系女子
  • 研究職に興味がある理系女子

産休・育休をとりやすい

研究職は家庭と仕事を両立しやすい。

研究職は産休・育休を圧倒的にとりやすいです。

その理由として以下の2点が挙げられます。

①研究職は処理型ではなく生産型の仕事だから

②日本学術振興会のRPDなどの数多くの支援制度が整えられているから

①研究職は処理型ではなく生産型の仕事だから

研究とは「新たな知を生み出す」ことです。

大学等における学術研究は、研究者の自由な発想と研究意欲を源泉として行われる知的創造活動であり、・・・

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/attach/1337686.htm

つまり、研究職は生産型の仕事だということ。

一方、世の中にある仕事は処理型のものが多いです。etc)アルバイトの飲食業・事務業務など

処理型の仕事の場合は、時間を消費することが求められます。

しかし、研究職は生産型の仕事のため、人員不足・時間不足となることが少ないです。

人が多少減っても(短期的に)職場全体が大きく困ることがないため、産休・育休を取りやすいといえるでしょう。

②日本学術振興会のRPDなどの数多くの支援制度が整えられているから

国は理系における女性研究者の比率が少ないことに危機感をもっており、現在は数多くの支援制度が整えられています。

代表的なものは日本学術振興会の特別研究員-RPD制度です。

この特別研究員制度の一環として、子育て支援や学術研究分野における男女共同参画の観点から、優れた若手研究者が、出産・育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるように支援する「特別研究員-RPD」事業を平成18年度に創設しました。

https://www.jsps.go.jp/j-pd/rpd_gaiyo.html

また、特に公的な研究機関では男性の研究者も育休を取りやすいように改革がなされています。

これは私が研究でお世話になっている研究者の方がおっしゃっていたことですが、

男性の研究者が育休を取らないと管理職の評価が低くなる」ように仕組みが変わったそうです。

男女とも育休を取りやすい環境整備がなされていることから、研究職は家庭と仕事の両立がしやすいと言えるでしょう。

女性が登用されやすくなっている

特に大学や国の研究機関では男女共同参画の一環として女性研究者の採用に積極的です

試しに、科学技術振興機構が運営する大学教員や研究者の求人情報ポータルサイトjrecinを見てみましょう。

JREC-IN Portal
イノベーション創出を担う研究人材のためのキャリア支援ポータルサイト

この記事作成時点で検索してたまたま表示された千葉大学の公募情報を以下に貼ります。

jrecinに表示されている公募情報の一例。

下の方までスクロールしていくと備考欄があります。

jrecinに記載されている公募情報の一例。女性研究者に関する記述がある。

備考欄には「教育研究業績が同等であれば、女性を積極的に採用します。」との記載があります。

他の公募情報はここでは示しませんが、検索すると他の公募でも同じような記載があるのがわかります。

これも国の理系分野の女性研究者の割合を増やす施策が理由です。

女性研究者を応援します!~女性研究者の活躍促進のための取組事例~ | 内閣府男女共同参画局
内閣府男女共同参画局のページ。広報誌「共同参画」、メルマガ、報道発表資料、フォトギャラリー、パンフレット・リーフレット、ビデオ・DVD、キャンペーン、イベント・シンポジウム、表彰に関する情報を掲載しています。

最近は基本的に同じぐらい優秀なら女性を採用するという方針で採用がなされています。

女性研究者にとっては格好のチャンスと言えるでしょう。

仕事の成果が単純な時間比例でない

研究職の時間と成果の関係の説明。

研究職は(場合にもよりますが)仕事の成果が単純な時間比例でない仕事です。

1つめに挙げた理由とも重なりますが、研究職は「新たな知を生み出す仕事」です。

一般的な時間ベースのWorkerと異なり、Profession(専門職)です。

つまり時間が少なくても成果が出た人が勝つということです。

<strong>ななこ</strong>
ななこ

実際に私の周囲の先生方も子育てをしながら、工夫して効率的に仕事を進めています。

時間ベースの仕事だと長時間費やさないと評価されない、、、こともあります。

しかし、研究職は効率的に仕事をすることができれば少ない時間で成果を上げ評価してもらえます

ワークライフバランスを意識しながら評価をしてもらえるのは研究職の強みと言えるでしょう。

まとめ

今回は理系女子に研究職をおすすめする理由をお話しました。

もちろん、環境によって状況は異なると思いますが、昨今の状況を見ると理系女子は研究職だとかなり有利だと言えます。

是非、研究職というキャリアを検討してみてください。