皆さんこんにちはななこです!
「研究向いていないかも…」「研究をやりたくない…鬱になりそう…」と落ち込んでいませんか?
現役国公立大の博士学生の私が、あなたが悪くない理由と前向きになる方法を徹底解説します!
結論:「研究向いてない…」は当たり前!
研究が向いていないと感じるのは誰でも経験することで、あなたの出来が悪いわけではありません。
そもそも「研究向いてない…」と追い詰められてしまうのには以下の3つの理由があります。
①研究そのものの難しさ
②研究のやり方は教えてもらえない
③人格が終わってる研究者・先輩がいる
①研究そのものの難しさ
研究とは新たな知を生み出す仕事です。
エジソンが「天才とは99%の努力と1%のひらめき」と述べたように、基本的には何度も試行錯誤を繰り返します。
ただ、試行錯誤を繰り返しても成果が出るとは限らず、そこに研究の難しさがあります。
iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中教授も「失敗ばかりで泣きなくなる二十年だった」と発言しています。
ノーベル賞級の研究成果をあげた人でも研究は難しいのです。
②研究のやり方は教えてもらえない
専門分野の知識は授業で教えてもらえますが、研究のやり方はほとんどの場合教えてはもらえません。
そもそも研究のやり方が千差万別で容易に教えられるものではありませんし、
また、大学の先生方は研究者としては一流ですが、指導に関してもプロとは限りません。
実際に私の周りの先生方も「自分が学生の時は見て学ぶしかなかった」とおっしゃっていました。
研究のやり方がわからないために、何をしたらいいか途方に暮れてしまう…状況になりやすいです。
③人格が終わっている研究者・先輩がいる
①&②にも関わらず人格が終わっている研究者・先輩がいることも要因として挙げられます。
アカハラ・パワハラ的なことを言われて「自分の出来が悪い」と思ってしまいがちです。
学生の研究に誤りがあったとしても人格を否定するようなことを言わないのは人として当たり前です。
幼稚園で学ぶようなレベルの話だと思います。
しかし、研究室は閉鎖的であり常識のない人間がのさばってしまえる環境になりやすいです。
研究を前向きに進めるための対処法
ここまで「研究 向いてない….」と感じる要因についてお話してきました。
では研究を前向きに進めるためにはどのようにすればよいでしょうか?
①もやもやは紙に書き出す
②できることからやっていく
③自分に自信をもつ
①もやもやは紙に書き出す
悩んでいるときは堂々巡りで同じことを考えてしまいがちです。
「なんでうまくいかないんだろう…」「やり方が悪いのかな?」「そもそも自分が頭が悪いのかな?」
こういう言葉が頭に浮かんでは消えの繰り返しです。
同じことを繰り返し考えていても進展がありません。どこかで区切りをつける必要があります。
このような時は思い浮かんだ言葉や考えをそのままメモに書いて思考を整理することがおすすめです。
私の場合は、朝研究を始める前と思いついたときにメモ書きをするようにしています。
理由としては、研究の前にメモ書きをすることで思考がクリアになり、その日の作業スピードが速くなるからです。
また、精神的に落ち込み始めたときにもメモ書きをすることで無駄な時間を削減するよう努力しています。
メモ書きについてよく知りたい・練習したいと思う方はゼロ秒思考を参考にしてみてください。
私はゼロ秒思考を参考に、自分なりのメモ書きをしています。悩みがちな研究者にはおすすめです。
②できることからやっていく
研究をしていて「あれも検討しなきゃ…」「この計算も回さなきゃ…」となっていませんか?
研究は先行研究のリサーチ・実験や計算・分析、それから発表の用意とタスクが非常に多いです。
「あれもこれもしなきゃ…」と思っていると段々と精神的に追い込まれていきます。
まずは目の前のできることから取り組んでいき、先々のことを考えすぎないことをおすすめします。
最初は小さなこと・簡単にできることからで構いません。
「できた!」を積み重ねることで自分に自信がつき、自然に色々なことができるようになっていきます。
③自分に自信をもつ
かなり精神的な話ですが、正直これが一番重要かもしれません。
研究でできないことがあってもあなたは大事なひとりの人間です。
あなたは価値のない人間ではありません。そのことを肝に銘じて自信をもちましょう。
そもそも完璧な人間は存在しません。
自信をもつことで、迷いがなくなり自分の研究を前向きに進められるようになります。
また、自分に自信があれば酷い言葉を投げかけてくる研究者・先輩にも動じなくなってきます。
終わりに
今回は研究に向いていないと感じてしまう理由3つと前向きになる方法を解説しました。
この記事で自分に自信をもち、前向きに研究が進めるようになれれば幸いです!